「ダンス中に起こる可能性がある怪我を知っていますか?」
ダンス中の怪我は、ずっと引きずるような重症を負うこともあります。
ダンサーのRIEHATAさんは、過去のダンス中の怪我により、現在も思うようようにできないことがあると言われています。
この記事は、ダンス中に気をつける怪我についてまとめています。
足関節捻挫
足関節捻挫は、足首を内側に捻ることで外側にある前距腓靭帯などが伸びたり断裂したりすることで起こります。
受傷時は、足首の痛みやしびれで動けないこともあります。
ダンス中に足がすべる、小指から着地するなどして起こることが多いです。
前十字靭帯損傷
ダンサーのRIEHATAさんが、ダンス中にした大怪我がこれです。
スポーツ障害のなかで最も重症度が高い怪我で、膝関節に異常な回旋力が加わることで前十字靭帯が損傷します。
受傷時は、力が抜ける感覚やブチッという音、強い痛みで動けなくなります。
ダンスで足を着いたときや着地したときに膝を捻って起こることが多いです。
半月板損傷
半月板損傷とは、膝関節の中にある半月板が衝撃により亀裂が入ったり欠けたりする状態です。
受傷すると膝の痛みや違和感、引っかかり、異常音、膝が動か動かしにくいといった症状が現れます。
ダンスで足を着いたときや着地したときに膝を捻って起こることが多いです。
膝を捻り半月板損傷、前十字靭帯・内側側副靭帯損傷が同時に起こることを「不幸の3徴候」といい、回復には年単位の期間を要すると言われています。
怪我の予防
ダンス中の怪我は、準備不足で起こる場合が多いです。
受傷した場合は、すぐに病院に行くことをおすすめします。
準備運動
筋肉がこわばった状態で激しい動きをすると、筋肉の働きが不十分で関節に負担を与える原因になります。
ストレッチや軽い運動などで、筋肉を伸び縮みさせてこわばりがとれると、筋肉が働きやすくなり関節が安定します。
正しいフォーム
正しいフォームは、体(筋肉)をバランス良く使える構えです。
悪いフォームでは、体がぶれて偏った筋肉の使い方になり、関節にも負担を与えます。
ステップのときの体の軸や足のつき方など、正しいフォームを身につけましょう。
日常生活で良い姿勢を心掛けることもダンスでの良いフォームにつながります。
フィジカルトレーニング
足腰の筋肉が弱いと、関節への負担が大きくなります。
反張膝や反り腰といった悪い姿勢、偏平足などの足裏の機能低下は、膝への負担を大きくするのでトレーニングで改善しましょう。
まとめ
ダンス中に気をつける怪我についてまとめてみました。
ダンス中に起こる可能性がある怪我は、まず知ることで注意して体を使うことにつながります。
怪我のリスクを減らしてダンスを楽しんで下さい。