「ダンスに資格は必要ある?」
「どんな資格があるの?」
ダンスに国家資格はありませんが、民間資格はいくつかあります。
資格を持っていると一定の技術を習得しているものと認められやすいかもしれません。
この記事では、ダンスに関する資格についてまとめています。
目次
一般社団法人ダンス教育振興連盟(JCAC)認定資格
JDACは、スポーツ庁・厚生労働省・各教育委員会後援のもと、全国各地で延べ30,000人が受講しているダンス指導研修会を主催。
文部科学省の学習指導要領に基づいた研修内容で、ダンス講師・インストラクターを養成し、指導者のレベルに応じた資格を発行している団体です。
ダンス教育指導士
資格のメリット
- 履歴書に記載でき、指導者としての信用度が高まる
- 家庭教師のトライ、ゴールドジム、JEUGIA、セイハダンスアカデミーなど提携先企業等で講師として活躍できる
- 企業、スポーツクラブ、ダンススタジオ等に就職の際や、教員採用試験などで役立つことがある
受講資格
- 16才以上
- 指導員2級以上のライセンス保持者
※指導員2級は研修会Ⅰ、Ⅱの受講により取得
試験内容
- 筆記試験
- 実技試験:リズム基礎、フォークダンス、現代的なリズムのダンス、創作ダンス
- 面接試験
ダンス指導員1級
資格のメリット
- 履歴書に記載でき、指導者としての信用度が高まる
- 企業、スポーツクラブ、ダンススタジオ等に就職の際や、教員採用試験などで役立つことがある
受講資格
- 16才以上
- 指導員2級以上のライセンス保持者
試験内容(実技のみ)
- 課題曲
- 自由曲:創作ダンス系or現代的なリズムのダンス系
- 自由曲の指導実践:生徒がいると想定し、自由曲について1分程度模擬指導を行う
ダンス療育指導士
資格のメリット
- 児童発達支援事業所や放課後等デイサービスなど、発達障害がある方に対してコミュニケーション能力や認知能力を育むように支援できる
- 福祉関係や幼稚園、保育園、キッズダンススクールなど、子供の発達に関わる場面で活躍できる
受講資格
- 16才以上
- ダンス療育指導士養成講座「BasicⅠ~Ⅲ」を受講した方
試験内容
- 筆記試験
- 実技試験
- 面接試験
ダンス介護予防指導士
資格のメリット
- デイサービスなどの介護・福祉現場の分野で活躍できる
- 高齢者向けのダンスレッスンができる
受講資格
- 16才以上
- ダンス介護予防指導士養成講座「BasicⅠ~Ⅲ」を受講した方
試験内容
- 筆記試験
- 実技試験
- 面接試験
エイベックス・ストリートダンス検定
エイベックス・ストリートダンス検定はダンスの技能を7段階で評価します。6〜2級はアプリを使って自宅で受験できます。
資格のメリット
- 履歴書に記載でき、ダンサーとしての信用度が高まる
- エイベックスのオーディション優先通過
- トップダンサーやアーティストと共演できるイベントやワークショップへの優先受講
受講資格
- 6級~1級、アドバンスは年齢制限なし
- インストラクターは18才以上
検定内容(実技のみ)
- アイソレーション
- リズムバリエーション
- ステップ&ムーブ
- 振り覚え
- 表現力(2級以上)
ダレデモダンス検定インストラクター
ダレデモダンスは、一般社団法人ダレデモダンスが、ストリートダンスの普及と指導者の育成、ダンサーの活躍の場の拡大を目的として行うプロジェクトです。
資格のメリット
- ダンスのスキル向上や就職に役立つ
- インストラクターになるとダレデモダンスの認定スタジオを開設することができる
受講資格
- ベーシックは制限なし
- アドバンスはベーシックライセンス取得者
- インストラクターは18才以上のアドバンスライセンス取得者
検定内容
○ベーシックライセンス
- 学科講習
- 実技講習
- 試験なし
○アドバンスライセンス
- 学科試験:ベーシックライセンスの学科講習から出題
- 実技試験:課題演舞、自由演舞
○インストラクターライセンス
- 学科講習:安全指導と緊急時対応、クラス運営の基本など
- 実技講習:ストリートダンス、ジャズダンスのどちらか
- 筆記試験:講義内容から出題
- 小論文
- 実技試験:実技指導実演・課題演舞
まとめ
ダンスに関する資格についてわかる範囲でまとめてみました。
ダンスを仕事にしたい方は、ダンサーとしての信用度を高めるために資格の取得を検討してみてはどうかと思います。